• 大阪科学賞

     

    ~未来を創る研究者がここから世界へ羽ばたく~

     

    ※ Internet Explorer には対応しておりませんので、Microsoft Edge または Google Chrome をご利用ください

  • OSAKA SCIENCE PRIZE

    大阪科学賞について

     

     大阪科学賞は、大阪府・大阪市および一般財団法人大阪科学技術センターの三者が、大阪21世紀計画のスタートにあわせ、1983年(昭和58年)に創設したもので、2008年(平成20年)からは公益財団法人千里ライフサイエンス振興財団に共催いただいています。

     近畿地域において、科学技術の研究・開発に貢献された若手研究者(50歳以下)を対象に、毎年2名の方に本賞を授与しています。

     受賞者の業績は、その後ノーベル賞を授賞されるなど世界的にも評価されています。 

  • ニュース

     

    ・ 11/8 第43回大阪科学賞 表彰式・記念講演を開催いたしました。(NEW)

    ・ 9/25 第43回大阪科学賞の受賞者が決定いたしました。

    ・ 7/1 第43回大阪科学賞候補者の推薦募集を締め切りました。

         ご応募ありがとうございました。

    ・ 5/12 第43回大阪科学賞候補者の推薦募集を開始しました。

  • 第43回(令和7年度)大阪科学賞の受賞者が決定いたしました

    ○北島 智也 氏(理化学研究所 生命機能科学研究センター 

              副センター長・チームディレクター)

    受賞業績「卵子の老化にともなう染色体数異常の原因解明と抑止技術の開発」

    畠山 琢次 氏(京都大学 大学院理学研究科 化学専攻 教授)

    受賞業績「One-potおよびOne-shotホウ素化を鍵とした多重共鳴材料の創出」

  • 第43回(令和7年度)大阪科学賞

    表彰式・記念講演のご案内

    ~終了いたしました~

    日時:令和7年11月 8日(土) 14:30~16:30

    場所:大阪科学技術センター 8階大ホール、オンライン(Zoom)

    主催:大阪府、大阪市、(一財)大阪科学技術センター

    共催:(公財)千里ライフサイエンス振興財団

    参加費:無料

    プログラム:

     14:00 開場

     14:30 表彰式

     14:50 休憩

     15:00 受賞記念講演

     16:30 終了

    → 参加申込はこちら

    <受賞記念講演>

    Section image

    北島 智也

    理化学研究所 生命機能科学研究センター 
    副センター長・チームディレクター

    講演テーマ「卵子の老化の原因解明と抑止技術の開発

     次世代の起源となる細胞である卵子では染色体数異常の頻度が高く、それは母体の加齢とともにさらに上昇します。この現象は卵子の老化とも表現され、不妊、流産、そしてダウン症など先天性疾患を持つ出生の原因です。なぜ、次世代のために最も重要な細胞の一つである卵子が異常になりやすいのでしょうか。動物モデルの卵子における染色体の動きを生きたまま撮影・追跡することで、卵子への染色体分配エラーの時空間経路が明らかになりました。この経路を修正できる生体分子マイクロマシンを設計することで卵子の染色体数異常を防ぐための技術開発が始まっています。

     これらの研究から、卵子に映し出される生命の不完全性の不思議を解いていきます。

    横顔(職歴、研究業績)←クリックでご覧頂けます

    レジュメ ←クリックでご覧頂けます

    Section image

    畠山 琢次 氏

    京都大学 大学院理学研究科 化学専攻 教授

    講演テーマ「世界を照らすホウ素の発光材料」

     ホウ素は炭素の隣にある第13族元素で、ガラスの材料となる「ホウ砂」や、防虫剤に使われる「ホウ酸」として利用されています。また、シリコンにホウ素を少量加えるドーピングは、スマホやパソコンの心臓部で欠かせない技術です。一方で、ホウ素と炭素の結合は壊れやすく、ホウ素を含む有機材料は実用が困難でした。そこで私たちはホウ素を窒素と共に分子内部に組み込むことで安定化させ、さらに、その配置の工夫によって電子の存在場所を精密に制御しました。この設計から生まれた発光材料は史上最高の色純度と十分な安定性を持ち、現在、世界中の有機ELディスプレイに使われています。
     本講演では、こうしたホウ素の性質と研究開発の道のりについて紹介します。

    横顔(職歴、研究業績)←クリックでご覧頂けます

    レジュメ ←クリックでご覧頂けます

     

     

     

     

    Section image

     

     

    表彰式・記念講演のチラシ 

    (クリックでダウンロードできます)

  • 過去の受賞者

    第1回から第42回まで~