大阪科学賞
~未来を創る研究者がここから世界へ羽ばたく~
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OSAKA SCIENCE PRIZE
大阪科学賞について
大阪科学賞は、大阪府・大阪市および一般財団法人大阪科学技術センターの三者が、大阪21世紀計画のスタートにあわせ、1983年(昭和58年)に創設したもので、2008年(平成20年)からは公益財団法人千里ライフサイエンス振興財団に共催いただいています。
近畿地域において、科学技術の研究・開発に貢献された若手研究者(50歳以下)を対象に、毎年2名の方に本賞を授与しています。
受賞者の業績は、その後ノーベル賞を授賞されるなど世界的にも評価されています。
ニュース
・ 11/9 第42回大阪科学賞 表彰式・記念講演を開催いたしました。(NEW)
・ 9/30 第42回大阪科学賞の受賞者が決定いたしました。
・ 7/1 第42回大阪科学賞候補者の推薦募集を締め切りました。
ご応募ありがとうございました。
・ 5/17 第42回大阪科学賞候補者の推薦募集を開始しました。
第42回(令和6年度)大阪科学賞の受賞者が決定いたしました
藤井 俊博 氏(大阪公立大学 大学院理学研究科 准教授)
受賞業績「極高エネルギー宇宙線の観測的研究」
松﨑 典弥 氏(大阪大学 大学院工学研究科 教授)
受賞業績「組織工学における細胞統合技術の先駆的研究」
第42回(令和6年度)大阪科学賞
表彰式・記念講演のご案内
~終了いたしました~
日時:令和6年11月 9日(土) 14:30~16:30
場所:大阪科学技術センター 8階大ホール、オンライン(Zoom)
主催:大阪府、大阪市、(一財)大阪科学技術センター
共催:(公財)千里ライフサイエンス振興財団
参加費:無料
プログラム:
14:00 開場
14:30 表彰式
14:50 休憩
15:00 受賞記念講演
16:30 終了
<受賞記念講演>
藤井 俊博 氏
大阪公立大学 大学院理学研究科 准教授
講演テーマ「極高エネルギー宇宙線「アマテラス粒子」の起源解明への挑戦」
わたしたちの身の回りには、「宇宙線」と呼ばれる高いエネルギーをもつ粒子が降り注いでいます。1912年に発見されたこの宇宙線は、これまでの一世紀をこえる観測研究から、10の20乗電子ボルトを超える極めて高いエネルギーをもつ「極高エネルギー宇宙線」がごく稀に地球に到来していることが明らかになりました。極高エネルギー宇宙線がどこでどのように生まれ、地球にやってきたかについては明らかになっておらず、宇宙における最大の謎のひとつとなっています。本講演では、宇宙線観測の歴史と検出方法、北半球最大の実験装置であるテレスコープアレイ実験、史上最大級のエネルギーをもつ宇宙線「アマテラス粒子」、そして今後の展望について講演します。
松﨑 典弥 氏
大阪大学 大学院工学研究科 教授
講演テーマ「機能するヒト・動物組織の再構築を目指した新しい細胞統合技術の開拓」
人工多能性幹細胞の出現で細胞を大量に培養できるようになった昨今、「細胞の機能を最大限発揮し、どう活用できるか」が問われています。体内では、組織・臓器を構成する様々な細胞が協力して機能を発現しています。つまり、細胞の機能を引き出すためには、複数種類の細胞を統合して機能を発現させる「細胞統合技術」の開発が重要です。
私たちは、この課題を解決するため「協同的組織工学」という独創的な概念を考案しました。これは、細胞表面に形成したナノサイズの足場材料が細胞と共に成長することで、細胞集団の分化や配向が制御された機能的な組織を形成できる技術です。本講演では、この概念を実証するための私たちの取組みと展開についてご紹介します。
過去の受賞者
第1回から第41回まで~
大阪科学賞 運営委員会事務局